監修:上田豊先生(大阪大学大学院 医学系研究科 産科学婦人科学・講師)
<2024年7月5日更新>
子宮頸がんってどんな病気?
子宮頸がんは、子宮の入り口にできるがんのこと。主にウイルスの感染が原因です。
自覚症状がないまま進行するという特徴があります。
また、子宮頸がん(上皮内がんを含む)は発症年齢のピークが女性の出産年齢と重なります。
子育て世代の母親が子どもを残して亡くなるケースもあることから「マザーキラー」とも呼ばれています。
女性の出産年齢における
年齢別子宮頸がん罹患率(2020年)
厚生労働省 人口動態統計 確定数 2020年
国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(全国がん登録)全国がん罹患データ(2016年~2020年)より作図
子宮頸がんはウイルスが原因ってホント?
子宮頸がんは、主にヒトパピローマウイルス(HPV)というありふれたウイルスの感染が原因です。HPVは性交渉での感染がほとんどで、性交渉の経験がある女性なら誰でも感染する可能性のあるウイルスといわれています。
20代でもかかる病気?
子宮頸がんにかかる女性の約15%が20~30代です。
子宮頸がんになる前段階の上皮内がんを含めると約38%が20~30代となっています。※1
また、上皮内がんを含む子宮頸がんの場合、発症のピークが女性の妊娠・出産年齢と重なることもあり、女性にとって深刻な病気だといえます。
何人くらいが発症するの?
日本では毎年約10,000人の女性が新たに子宮頸がんと診断されています。
また、年間約3,000人の女性が子宮頸がんで命を落としています。※1
発症する人は増えているの?
セクシャルデビュー(初めての性交渉)の低年齢化など※2により、日本では 20~30代の上皮内がんを含めた子宮頸がん発症数は増加しています。
特に2000年以降の増え方は顕著で、亡くなる方も増えています。
20~30代の日本女性における子宮頸がん
の罹患率の推移(1985~2015年)
国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(全国がん罹患モニタリング集計(MCIJ))全国推計値:がん罹患データ(1975年~2015年)より作図
関連Q&A
●なぜ”今“?10代のうちから予防する必要があるの?
検診さえ受ければ大丈夫?
子宮頸がんのなかには、検診でも見つけづらいものがあります。
そのため、検診だけでなくワクチン接種と両方で予防することが重要です。
※1
国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」
(全国がん登録/厚生労働省人口動態統計)全国がん罹患データ(2016年~2020年)/全国がん死亡データ(1958年~2022年)
※2
日本婦人科腫瘍学会.患者さんとご家族のための子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がん 治療ガイドライン第3版(2023年)
監修 上田 豊 先生
大阪大学大学院 医学系研究科 産科学婦人科学・講師
1996年、大阪大学医学部卒業。2018年から大阪大学大学院医学系研究科産科学婦人科学・講師。婦人科がんの治療に携わりつつ、子宮頸がん予防の啓発に取り組む。日本産科婦人科学会:専門医・指導医、日本婦人科腫瘍学会:専門医・指導医、社会医学系専門医・指導医、日本疫学会:上級疫学専門家。
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